高松市に本店を置く百十四銀行が、「りそなホールディングス」とデジタル分野での業務提携を結び、アプリの共同開発などに取り組むことを7日に発表しました。
(百十四銀行/豊嶋正和 常務)
「世の中皆さんがデジタル、あるいはDXで、どんどんサクサクといろんなことができているのに、とにかく店頭に来てください、伝票を書いてくださいでは、まさに時代に乗り遅れると思うので」
百十四銀行は、香川県を中心に個人顧客130万人余りと口座取引を行っていますが、新型コロナの影響で行員と顧客とのコミュニケーションが取りづらい状況が続いています。
そこで、りそな銀行などを傘下に持つ「りそなホールディングス」と業務提携を結んで新しいバンキングアプリの共同開発を行い、非対面のビジネスの強化を目指します。
百十四銀行は、現在、ネットバンキングのサービスをアプリで提供していますが、ネットバンクの契約や郵送による暗証番号の照会が必要でした。
新しいアプリではその必要がなく、預金の預け入れや、振り込み、外貨預金などの金融商品のやり取りを窓口で対面することなく行えます。
新しいアプリは2022年度中のサービス開始を目指します。