岡山・香川のほとんどの公立小中学校で修了式が行われ、子どもたちの春休みがスタートしました。4月に始まる新学期には、新型コロナ対策のマスクを「着けなくてもいい」ことになります。
高松市の川岡小学校では、4年ぶりに全校児童が体育館に集まって修了式を行いました。ほとんどの児童がマスクを着けて式に参加しました。
(川岡小学校/渡邊弘明 校長)
「新しい学年になっても毎日コツコツと頑張って、積み重ねていくことの大切さを忘れずに取り組んでいきましょう」
教室では児童が修了証を受け取り、春休みをスタートさせました。
(5年生は―)
Q.6年生になって楽しみなことは?
「修学旅行です。金閣寺に行って金を触りたいです」
「(修学旅行で)旅館に泊まって友達といっぱい遊びたいです」
香川県・岡山県の教育委員会は、4月に始まる新学期から児童・生徒や教職員は基本的にマスクを着けなくてもよいとする方針を、県立学校や市町村の教育委員会向けに通知しています。
(5年生は―)
Q.新学期でマスクは外しますか?
「外します!」
Q.外せるのはうれしい?
「はい! うれしいです!」
(川岡小学校/渡邊弘明 校長)
「一人一人が顔を合わせながら話ができるというのは、とても大事な体験と思っているので、来年度からの教育活動が広がることを期待している」
通知によりますと、給食の時に大声での会話は控え、机を向かい合わせにする場合は1m以上距離を空けるなどの対策をとれば「黙食」の必要はないとしています。
また、学校がマスクの着脱を強制しないことや、いじめや差別を防ぐ指導を行うことも盛り込んでいます。
(川岡小学校/渡邊弘明 校長)
「マスクを着けておきたいという人もいれば、距離を空けたいという人もいれば、いろんな考えの人がいるから、それぞれ一人一人の気持ちを大切に、友だちを大切にしていくことを頑張っていきましょうと(児童に)お話しできたら」