岡山県美作市育ちで、ヨーロッパで活動する女子高生レーサー「Juju」こと野田樹潤選手(17)が、5日、イタリアのミサノワールドサーキットで行われた「Zinox F2000 Formula Trophy」の最終戦に出場。レースの結果で与えられるポイントで年間チャンピオンに輝きました。
「Zinox F2000 Formula Trophy」は年間を通じて、イタリアを中心に7戦行われるもので、37人の選手が出場。そのうち女性はJuju選手だけでした。
最終戦は予選でポールポジションを獲得すると、第1レースでは一度もトップを譲ることなくポール・トゥ・ウィンで優勝。
第2レースはスタートでポイント争いのライバルに前を行かれてしまいますが、その後トップがクラッシュで脱落。2位でフィニッシュし、獲得ポイントで年間チャンピオンになりました。
国際F3規格のレースで女性選手が年間チャンピオンに輝いたのは、旧イタリアF3を含めた50年以上の歴史でも史上初の快挙です。
レースを終えたJuju選手は「昨年はレースを辞めてしまおうかと悩んだくらいに苦しかったのですが、今年は最高の結果でシーズンを終えることができました。来シーズンはさらにステップアップして、目標であるF1を目指していきますので、これからも応援よろしくお願いします」とコメントしています。