高齢者の増加に伴い人工関節の需要が高まるなか、香川県坂出市の病院に、ロボットによる手術支援システムが導入されました。
坂出市の回生病院に1月末に導入されたのが、ロボティックアーム手術支援システム「Mako(メイコー)」です。
このロボットは、股関節やひざ関節を人工の関節に置き換える手術に使われ、保険も適用されます。
人の手の代わりに作業を行う機械の腕「アーム」は、傷んだ骨を削るために使いますが、治療計画にない部位にさしかかると止まる仕組みになっていて、より安全に、かつ正確に手術が行えるようになり、入院やリハビリ期間の短縮なども期待されます。
(回生病院 整形外科/小禄純平 課長)
「術後に『こんなに痛くないんですね』と言われるのが目標ですね」
これまでに全国の78の病院に導入され、香川県では始めてです。回生病院では昨年、人工の関節に置き換える手術が230件ありました。