岡山・香川の話題のものやスポットを紹介する「いまココ!ナビ」。今回は、小豆島唯一のワイナリーを紹介します。
ゴールデンウィークには、ワインと島中のグルメを集めたちょっとぜいたくなイベントが開かれます!
小豆島の西の端、瀬戸内海を一望できる小高い場所にあるのが、2022年オープンした「224ワイナリー」です。
海風を浴びて育まれたブドウのスパークリングワイン「島シャン」(4290円)がイチオシです。瓶の中で二次発酵させるシャンパーニュ製法で造るため、炭酸の泡が細かくクリーミーなのが特徴です。
(224ワイナリー/志賀隆太さん)
「(ブドウの)デラウェアの香りを殺さず、開けたら香りがふわっとする。飲んだ時に炭酸でしゅわーっとなって、二度目に口の中でデラウェアの香りと、シャルドネの風味がふわっと広がるような感じで、幸せを感じていただけるような島シャンになっております」
オーナーの志賀さんは、もともと大阪で会社を経営していましたが、出張で訪れたアメリカ・カリフォルニア州でワインのとりこに……。50歳になってから、母親の地元として馴染みがあった小豆島で醸造所とブドウ畑の準備を始めました。
(224ワイナリー/志賀隆太さん)
「来る前はここは全部山だったんです。そこを約5年間かけて木を切って、きれいに整地して穴を掘ってブドウを植えていきました。ぼちぼち5年かけてゆっくりと」
そうした苦労と島の恵みを受けて完成した「島シャン」をよりおいしく味わうために、小豆島中のグルメを集めたイベントがゴールデンウィークに開かれます!
そのイベントで提供されるグルメの一つが……生ハムです!
小豆島の東の端にある草壁ハム製作所では、小豆島で放牧された豚のもも肉を19カ月間熟成させてつくっています。
(草壁ハム製作所/三好昭浩さん)
「小豆島は意外に冬場は北西の風が強くて乾燥しています。冬場は窓を開放して潮風にあたることで、より風味が熟成される」
こだわりは、小豆島のしょうゆ蔵の麹菌を使って発酵を促進させていること。本場・ヨーロッパのものより塩味は抑えつつ、うまみが強いのが特徴です。イベント中は、原木からスライスしてすぐの生ハムを味わえます!
(草壁ハム製作所/三好昭浩さん)
「切りたてということで、風味・味ともに一番おいしい状態で提供できると思います」
イベントに参加する店はほかにも……。
2023年12月にオープンした「小豆島惣菜店」です。小豆島でとれた魚や野菜を使ったお惣菜やお弁当を販売しています。
このお店のコンセプトは……。
(小豆島惣菜店/本田義男さん)
「ニュージーランドワインが瀬戸内海の風土に合うところと、魚介類と相性が良くて、おつまみとしてワインと合うような(お惣菜を提供している)」
イベントでは、224ワイナリーの「島シャン」と合う料理を数種類つくる予定です。
(小豆島惣菜店/本田義男さん)
「冷えたシャンパンとおいしいお惣菜と、おいしいものが待っていますので頑張って来ていただきたいな」
ほかにも蒸しガキやカレーなど、島中のグルメを堪能しながらワインを楽しむイベント「島シャン冷えてます」は、28日から5月6日まで224ワイナリーで開かれます。
出店する店は期間限定なので、インスタグラムなどをチェックしてみてください。