岡山・香川の注目グルメを紹介する「ほっとマルシェ」。もうすぐ「母の日」ということで、今回は「おふくろの味」をお届けします!
昭和レトロな食堂の味
岡山からは、長年愛されてきた「やきめし」を紹介します。
岡山市北区の奉還町商店街にある「旭軒」は、昭和初期から親しまれてきた大衆食堂です。
(旭軒 3代目/畝本活子さん)
「シンプルなやきめしです。何も凝ったことはしてないし、こんなやきめしはあまり、よそにないですよと言われるし、食べる方が多いから」
旭軒の「やきめし」(650円)は、畝本さんが60年以上も腕を振るう自慢の一品。変わらない味が人気の秘密です。
大きな中華鍋に豚肉、ニンジンなどの具材とご飯を入れて、2本の中華ヘラで激しくかき混ぜます。
具材の持ち味をを生かしたパラパラ食感の「やきめし」です。飽きのこない、ついまた食べたくなる、まさに、「おふくろの味」なんですね……。
(旭軒 3代目/畝本活子さん)
「おいしく食べていただきたいから、一生懸命、真心込めて作ります」
「真心」は最高の調味料ですね。そして、この「やきめし」と一緒に味わってもらいたいのが「みそ汁」なんです。
サツマイモやキノコなど、具だくさんの「みそ汁」(200円)。常連客にも親しまれている「おふくろの味」です。
(旭軒 3代目/畝本活子さん)
「お母さん元気か? 言うてね、皆来てくださる。楽しくお話できるから頑張ろうと思よんです」
「シンプルだけどおいしい!」。昭和にタイムスリップして、この味を体験してみてくださいね。
9品の家庭料理ランチ
少しずつ9品の料理が盛られたランチ。いろんな料理を楽しみたい、食いしん坊さんにはうれしいですよね。
高松市屋島西町の「家庭料理の店 屋島のキッチンマム大矢」は、そんなランチを提供するお店です
(オーナー/大矢久恵さん)
「揚げ物、酢の物、和え物とかいろいろ考えると、ついつい9つになりました」
プレートの一番上の段には、サワラの塩たたきにインゲンなどの「おひたし」、そしてキュウリや大根などの「酢の物」。
真ん中の段には、「煮物」と合い挽きミンチを使った「コロッケ」、そして「天ぷら」と一番下の段には、山芋を使った「グラタン」と「だし巻き卵」、そして生春巻きの「サラダ」が並んでいます。
丁寧に作った「家庭料理」を一度にたくさんいただけてうれしいですよね!
(オーナー/大矢久恵さん)
「子どもたちが小さな頃から食べてたのが家庭料理。だいたい毎日食べるのは家庭料理が主なので、そういうものを(店で)作ろうと思って家庭料理にしました」
プレートの中で少し個性的なのはこちらのグラタンです。山芋をベースに、チーズをかけて焼いています。
さらに、野菜をたっぷり使っているのもこのランチの特徴なんです。
(オーナー/大矢久恵さん)
「野菜が一番大事。もちろん肉も魚も好きですけど、野菜をアレンジした料理をやりたいなと思っています」
一つのおかずをガッツリと食べたい人のために、メインが日替わりの「1品ランチ」(1200円 [単品は800円] )もあります。
ここにもタマネギやスナップエンドウなど、野菜をしっかりとることができますよ!