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県議の海外派遣費用返還求めた住民監査請求を棄却 市民団体「議会側の言い分を丸のみするもので失望」 香川

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 香川県議会が2023年11月に行った議員の海外派遣について、市民団体が費用の返還を求めた住民監査請求が棄却されました。

 請求は市民オンブズ香川のメンバーが行ったものです。

 2023年11月の香川県議4人のブラジルなどへの派遣について、公金の支出は不当だとして議員に旅費など870万円あまりを返還させるよう県に求めていました。

 市民オンブズ香川は「派遣費用の捻出はクラウドファンディングを活用すべきだった」「生活に寄り添った予算の使い方をしてほしい」と主張。

 香川県の監査委員は検討の結果、「旅費を1人当たり100万円程度と定めた議会の取扱要領の制定当時との為替レートの違いを考慮すれば、1人当たりの旅費が約162万円になったことは一定の合理性が認められる」「県政の発展に資するものと考えられることから、クラウドファンディングではなく予算措置を講じたうえで執行したことは妥当」などとして請求を棄却しました。

 監査結果について市民オンブズ香川は「これまでは棄却の場合でも議会に対する何らかの改善要望が付されていたが、今回はそれもなく、議会側の言い分を丸のみするもので失望した。今後も情報公開請求や監査請求、議会への陳情・請願などを使って、この問題に対する県民の声を代弁する活動を続けていく」とコメントしています。

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