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コウノトリのひな3羽に足環を取り付け 7月に巣立ちか 香川・まんのう町で2年連続ふ化

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 香川県まんのう町で2023年に続いてふ化した国の特別天然記念物「コウノトリ」のひなに、個体を識別するための足環が取り付けられました。

 作業は、兵庫県立コウノトリの郷公園の研究員や香川県とまんのう町の職員ら約30人で行いました。

 高所作業車で巣に近づき、3羽のひなを箱に入れて地上に降ろします。そして、個体を識別し、生態を詳しく調べるための「足環」を取り付けました。他にも、性別や健康状態を確認するために羽毛や血液を採取しました。

 まんのう町では2023年、香川県で初めてコウノトリのひな1羽がふ化し、2024年4月30日にも、ひなのふ化が確認されました。

(兵庫県立コウノトリの郷公園/布野隆之 主任研究員)
「継続的に繁殖していく、そういう兆候が見られているということになる。このまま、まんのう町にコウノトリが定着して、これからもたくさんの子孫を残してくれる可能性が出てきているということになるので、この取り組みの意義は大きい」

 ふ化から約40日たった3羽のひなは順調に成長していて、全長は70cmから80cmほど、体重は約3.5kgです。

 7月の上旬から中旬にかけて巣立つとみられています。

(まんのう町 生涯学習課/末久 誠 課長)
「巣立つまで3、4週間あると思うんですけど、それまですくすくと大きく育ってほしい」

 まんのう町はコウノトリを観察するときは一定の距離をとって静かに見守るよう呼び掛けています。

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