香川県まんのう町で確認された、国の特別天然記念物「コウノトリ」のひなに、個体を識別するための足環が取り付けられました。
作業は兵庫県立コウノトリの郷公園の飼育員や獣医師、それに、まんのう町の職員らが行いました。
高所作業車で巣に近づき、親鳥が離れた隙にひなをいったん箱に入れて地上に降ろします。
ひなが驚かないように、顔に目隠しをして体長などを測定し、足環を取り付けた後、速やかに巣に戻していきました。
まんのう町によると、コウノトリは3月下旬から町内の田んぼに囲まれた地域に巣を作り始め、4月に卵を産み、5月14日ごろにふ化しました。
ひなは全長86cm、体重4.5kgで、この時期のひなとしてはやや大きいということです。
(まんのう町 文化財室/加納裕之 係長)
「本当に自然が豊かな町で地域の方々に見守っていただいていますので、健やかに育って、無事、巣立ちの日を迎えてほしい」