高松市サンポート地区の「プロムナード化」で周辺住民から見直しなどを求める署名が提出されたことについて、香川県の池田知事は「住民の理解は進んでいる認識に変わりはない」との考えを示しました。
香川県はサンポート高松周辺のにぎわいをつくろうと、JR高松駅北側の市道の全面通行止めを目標とする「プロムナード化」の計画を進めています。
計画は段階的に進めるもので、2025年3月にも休日の午前9時から午後9時まで通行止めとします。
しかし6月、周辺住民らが県に対し830人分の署名や、計画の見直しと広く県民に向けた説明会の開催などを求める要望書を提出しました。
池田知事は17日の会見で「不安の声をいただく一方で、プロムナード化への期待の声もいただいている」と述べ、8月に住民対象の工事説明会を開くことや、工事の内容をSNSなどで広く県民に周知する考えを示しました。
(香川県/池田豊人 知事)
「実際に今回の改修を見ていただいて、プラスになる部分も実感していただきながらより理解が進む、理解していただけることが重要だと思う」
また池田知事は、2025年3月以降も人流への効果や交通への影響の調査は継続し、結果によっては計画の変更もあるとしました。