国の登録を受けずに海外の集団投資ファンドへの出資を募った疑いで10月に逮捕された6人の男が11月12日、他にも無登録で出資を募っていたとして、再逮捕されました。
金融商品取引法違反の疑いで再逮捕されたのは、福岡市に住む会社役員(37)ら6人の男です。
警察によりますと会社役員の男ら6人は2020年の秋、他の4人の仲間と共謀し、国の登録を受けていないにもかかわらず、福岡市の男性(63)ら4人に「元本を保証した上で高利配当の収入が得られる」などとして、中国企業の未公開株について出資を持ちかけた疑いがもたれています。
警察の調べに対し、6人は容疑を認めています。
6人は10月22日、無登録で別の出資を募った疑いで逮捕され、全員容疑を認めています。
これまでの捜査で警察は、会社役員の男らが全国の約900人から総額約54億円を集めたとみています。
警察は、会社役員の男が犯罪を仕切っていた主犯格で、他の容疑者もそれぞれ「企画」や「営業」などの役割を担っていたとみて捜査を進めています。