6月定例高松市議会は1日が最終日。議会改革に向け少数会派の議員も参加できる特別委員会の設置を求める議案が議員提案されましたが、賛成少数で否決されました。
（高松市議会／太田安由美 議員）
「議会改革を集中的に進め、議会基本条例の不断の検証を行い、真に市民に開かれた議会とするため徹底した議論をする議会改革特別委員会の設置を求め提出するものです」
議会改革特別委員会の設置を求める議案は、提案者を代表して無所属の太田安由美議員が提案理由を説明しました。
高松市議会では議会事務局の負担が増えているとして、この6月定例議会から代表質問などの持ち時間の目安が変更になり、多くの会派や議員にとっては発言時間が短くなりました。
高松市議会では、このような持ち時間の変更など議会の改革については、議会運営委員会で話し合われることになっています。
一方で、議会運営委員会には少数会派や無所属の議員の所属は認められていません。
（高松市議会／太田安由美 議員）
「議員は1人1人が完全に平等で対等であるという議員平等の原則からしても、議会の改善を議論する場としてはあまりに条件が不公平と考えます」
採決の結果、議案は賛成少数で否決されました。
