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「婚姻の平等進んで」香川・三豊市のカップルらによる同性婚訴訟 大阪高裁での審理が終結、2025年3月に判決へ

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 同性同士の結婚を認めないのは「憲法違反」だとして、香川県三豊市の男性のカップルらが国に損害賠償を求めた裁判です。大阪高裁での審理が13日終結し、2025年3月に判決が言い渡されることになりました。

 訴えを起こしているのは、三豊市に住む田中昭全さん(47)と川田有希さん(39)ら同性のカップル3組です。

 13日は原告らが法廷で意見陳述して控訴審が終結し、2025年3月25日に判決が言い渡されることになりました。

 意見陳述で田中さんは、2007年に読んだ雑誌のオランダの同性婚の特集について触れました。

(原告 三豊市在住/田中昭全さん)
「(オランダでは)あくまで婚姻制度の対象を同性同士に適用させてるだけだから、『同性婚』っていう別のものを作っているんじゃないっていうことをはっきり書いてたりする」

 そして「日本でもすぐに実現すると思ったが、雑誌を読んでから17年経っても何の進展もない」と立法の不作為を批判。「司法が違憲だと宣言し、婚姻の平等が一歩進むことを期待する」と裁判官に訴えました。

 全国5つの地裁で起こされた6件の訴訟のうち、大阪地裁は唯一「合憲」とする判決で、ほか5件は違憲または違憲状態と判断。2024年3月に札幌高裁、10月には東京高裁が「違憲」の判決を出しています。

(原告 三豊市在住/川田有希さん)
「いい結果をいただけるように願って、3月25日、また判決をみなさんで聞けるといいなと思っています」

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