海の生き物を段ボールで再現した特別展が瀬戸内市の美術館で開かれています。
絶滅危惧種のイルカの仲間・スナメリです。アマモが広がる海を気持ちよく泳いでいます。
瀬戸内市立美術館で開かれている造形作家・玉田多紀さんの特別展です。
玉田さんは使用済みの段ボールだけで作品を制作しています。会場には海の環境問題や絶滅危惧種の生き物をテーマにした約20点が展示されています。
海面から顔を出した巨大なクジラ。しかし、クジラのまわりにはビニール袋やストローなどのごみが浮かんでいます。
ペンギンは、人間が出した廃棄物に囲まれ過酷な環境のもとで子育てをしています。
(訪れた子どもは―)
「すごかった。(Q.どんなところが?)段ボールで作ってたところが」
「(Q.きょういろいろな作品見てどうでした?)楽しかった。(Q.どんなところが?)ジンベエザメ、口が開いているのが良かった」
(瀬戸内市立美術館/馬場慶子 学芸員)
「海の生き物を間近で見ていただいて、ご自身たちでそういった海の環境について考えていただくそういったところを感じとっていただければいいかなと思います」
この特別展は9月1日まで開かれています。