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美作市が商工会の建物を公費で解体 住民監査請求を棄却「違法・不当ではない」 岡山

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 岡山県美作市が商工会の建物を公費で解体したのは違法な支出に当たるなどとして元美作市議会議員の男性が行った住民監査請求を、市の監査委員が棄却しました。

 美作市は2023年11月から2024年3月までに約1400万円をかけ、みまさか商工会・作東支所の建物を解体しました。
 建物の解体は商工会が市に無償譲渡した後に行われ、隣接する公民館の駐車場になりました。

 この解体について、元美作市議の岩江正行さんは「土地を返還する際は商工会が更地にすべき。市が建物を撤去したのは違法な公金の支出だ」などとして6月に住民監査請求を行っていました。

 請求を受け行われた監査委員による意見聴取に対し、市の職員は「公民館の駐車場とするために立ち退きの交渉を行っていた。工期などさまざまな要因を考慮した結果、市で解体工事を行った方が適当であると判断した」などと述べていました。

 これらを踏まえ、監査委員は「解体に関する契約や支出は違法・不当ではない」などとして8月16日、請求を棄却しました。

 また岩江さんは、2023年11月に完成した作東公民館について「建設費用が約2400万円追加されたのは設計業者の不備によるものだ」として業者選定方法に疑問があるとして監査請求をしていましたが、市の監査委員は「監査請求期間を過ぎている」として請求を却下しています。

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