香川県丸亀市にある四国唯一の女子少年院「丸亀少女の家」を27日、大学生が見学しました。
「丸亀少女の家」の見学会には四国の大学生ら約20人が参加しました。
(篠原茉那リポート)
「寮に入るとすぐに少年がつくったものがずらっと並べられています。こちらは、丸亀少女の家ならではの、切り絵の授業でつくった切り絵カレンダーです。ストーリなども考えていて色鮮やかに描かれています」
学生らは少年院に入っている人が利用する寮の部屋と同じつくりの部屋を見学しました。
ベッドの横にはカーテンがあり、着替えなどのために仕切れるようになっています。
「丸亀少女の家」には14歳から20歳までの12人が在院しています(※8月27日時点)。窃盗や覚醒剤の使用、詐欺などの非行事実により少年院に入ったそうです。
その後、学生は法務教官との座談会に参加しました。
法務教官は少年院や少年鑑別所などに勤務する専門職員です。少年院では家庭裁判所から保護処分として送致された少年少女に授業や生活指導などを行います。
学生は法務教官になった理由や、どのような授業をするのかなど尋ね、自分の将来についても考えていました。
(大学生)
「たくさんの子どもたちの作品を見ることによってその子の心情とか内面を少しでも知ることができて、辛い思いをした子どもたちがこれから成長する未来を少しでも自分も支えていきたい」
(丸亀少女の家/法務教官)
「私も見学会のような施設の中を見てみて法務教官になりたいと思ったので、今回のことをきっかけに、一人でも法務教官に興味もってもらえたらうれしい」