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犯罪の背景には貧困や虐待も「想像力と感謝を」 元受刑者の社会復帰を考えるシンポジウム 高松市

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 元受刑者の社会復帰について考えるシンポジウムが高松市で開かれました。

 香川大学の学生団体「さぬき再犯防止プロジェクト」通称、PROSが毎年開いているもので学生や更生保護の関係者らが参加しました。

 4回目となる今回は、少年院の入院者や受刑者向けの求人誌「Chance!!」を発行している三宅晶子さんが講演しました。

 三宅さんは、犯罪の背景には貧困や虐待といった社会課題があることや、加害者になる前には被害者だった人もいることなどを伝え、自分や受刑者の立場について想像力を持つことが大事だと語りかけました。

(受刑者らに向けた求人誌を発行/三宅晶子さん)
「自分が今、犯罪をしていないのは自分の努力だけでなしえたことだろうか、自分が犯罪をする必要のない当たり前の生活を過ごせていることに感謝しているだろうかなって。想像力と感謝で社会ってちょっと変わる気がしています」

 最新の犯罪白書によると2022年の再犯者率は47.9%で、国は、再犯防止に向けて居場所(住居)と出番(仕事)の確保が重要だとしています。

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