香川県は8月29日、ベトナムのハイフォン市と交流協定を締結しました。
県はハイフォン市に訪問団を派遣したり、瀬戸内国際芸術祭にパフォーマーを招致したりするなど、約20年にわたって交流を続けてきました。この協定によって、観光や文化の交流をより深める狙いです。
29日にハイフォン市で行われた調印式では、香川県の大山智副知事とハイフォン市人民委員会のホアン・ミン・クオン副委員長が協定書に署名しました。台風10号の災害対応に備えて、池田豊人知事は欠席し、代理で大山副知事が出席しました。
県によりますと、ハイフォン市はベトナム北東部の海沿いに位置し、ハノイ市、ホーチミン市に次いで3番目に人口を有する都市です。
大山副知事は「2025年の瀬戸芸ではベトナムの現代美術を展示し、全国高校総合文化祭にはハイフォン市の高校生を招待する。ハイフォン市の海ごみ削減活動にも貢献したい」としています。
香川県が海外の都市と交流協定を結ぶのはイタリアのパルマ市、台湾の桃園市に続いて3都市目だということです。