岡山県は11日、ハスモンヨトウが多く発生する恐れがあるとして、病害虫発生予察注意報を出して被害の未然防止を呼び掛けました。
ハスモンヨトウの幼虫は大豆、キャベツ、ハクサイ、サトイモ、キクなど多くの種類の作物を食べ、夏の終わりごろから急増して大きな被害を及ぼします。
県が9月上旬に巡回調査したところ、大豆の被害が発生したほ場は34.8%で、平年(8.1%)を大きく上回りました。広島地方気象台が予想した向こう3か月の気温は平年より高い見込みで、ハスモンヨトウが発生しやすい気象が続くということです。
幼虫が大きくなって2cm以上になるとほ場に分散して被害が増大するだけでなく薬剤の効果が鈍るため、幼虫が小さいうちに防除するよう呼び掛けています。