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郵便料金が10月1日から値上げ はがき85円、定形郵便物110円など 高松市では発送費用が数千万円増へ

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 はがきや手紙などの郵便料金が10月1日から値上がりします。郵便局を訪れた人や住民に大量の郵便物を送る自治体を取材しました。

(記者リポート)
「高松中央郵便局です。あすからの郵便料金値上げを知らせるポスターが窓口の目立つところに貼ってあります」

 郵便サービスを安定的に維持するため、郵便料金が10月1日から値上がりします。

 通常はがきが63円から85円になり、手紙などの定形郵便物は2つの重量区分を「50gまで」に統合し、84円と94円が110円になります。

 高松中央郵便局では、1日からの値上げに備えて大量の郵便物を出したり、新しいはがきや切手を買い求めたりする人がいました。

(利用客は―)
「切手の料金が上がるのでレターパックに貼る切手を買いに来た。差額分の。身近なものなので私はもう少し下げてほしい」
「いつも切手を買うのが好きで、のぞきながら高くなったなと。ますます筆無精になりそう」

(高松中央郵便局 総務部/岡大五郎 部長)
「サービスを維持するためにどうしても(値上げは)必要なものであるとご理解ご協力をお願いしたい」

 高松市の総務課では同じ地域にまとめて出すと郵便料金が安くなる「区内特別郵便」という制度を利用するため、毎日、約100の課の郵便物を取りまとめています。

 2023年度は約320万通を発送し、約2億5000万円の費用がかかりました。今回の郵便料金の値上げで数千万円増えるとみられます。

(高松市総務課/小川雅彦 主幹)
「今までよりも経費がかかるのは痛いが、どうしても郵便で届けた方が市民の皆さまに情報が伝わりやすい面があるので」

 高松市では割引制度の利用を徹底するなどコストの削減に取り組む方針です。

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