みなさんから寄せられた疑問に答える「みんなのハテナ」。
今回のテーマは、置くだけで部屋の印象をガラッと変えてくれる「観葉植物」のハテナです。
伺ったのは、高松市鬼無町の「The PARK」です。造園業や公共施設の植栽をする「末澤緑地」が手掛ける園芸店で、約200種類の植物を展示・販売しています。
そもそも「観葉植物」は葉の色や形、模様などを楽しむ植物を指します。
基本的にはインテリアとして部屋の中に置くものなので、室内で育てるサボテンなどの多肉植物も、同じように扱われることが多いそうです。
ではThe PARKを手掛けた末澤さんに、観葉植物のハテナを答えてもらいましょう。
今はどんな種類がはやりですか?(倉敷市 masa 60歳)
まずは人気の植物を見せてもらいましょう。
(The PARK/末澤里佳さん)
「こちら、フィカス バーガンディといって、新芽が赤くって、葉っぱの色がちょっと黒っぽい。かっこいい植物になります。」
落ち着いた色味がおしゃれなフィカス バーガンディ。寝室に置く観葉植物にピッタリと女性に大人気なんです。
(The PARK/末澤里佳さん)
「虫もそんなに付きにくく、育てやすい植物になりますので、お祝いとかご贈答用にも人気の植物になります。」
実は、今売れている植物にはある共通点が―
(The PARK/末澤里佳さん)
「明るい緑は、ちょっと前はすごく人気だったんですけど、最近は割とシックな黒っぽい葉っぱだったり、赤っぽいものが入ってきたりっていうものも人気があります」
今のトレンドは、シックで落ち着いた色の葉。色味が明るすぎない方がどんな部屋にも合うため、人気なんだそうです。
初心者向けはどんなもの?(倉敷市 あっき 33歳)
(The PARK/末澤里佳さん)
「ガジュマル、よく人気がありますけども、これだと割と初心者の方でも育てやすい植物じゃないかと思います。ちょっと元気がなくなっても水をやると元気に戻ったり、病害虫もあまりこない、いい子です」
独特な太い幹が特徴の「ガジュマル」。観葉植物の中でも定番といった存在です。
ガジュマルのように、初心者におすすめの、枯れにくく強い植物は見分けるポイントがあるそうで……
(The PARK/末澤里佳さん)
「ちょっと一概には言えないんですけど、葉っぱが分厚めの方が強いような気がします。葉っぱが小さくて細いものは一度シュンってなったら、そのままパラパラパラって葉っぱが落ちがちなこともあるんですけども、葉っぱがちょっと分厚くってしっかりしているものなんかは、強くて復活しやすいです」
これから観葉植物を育ててみようと思っている方は、葉の厚みを気にして選んでみては?
水をどの程度あげたらいいのか?(倉敷市 ふみふみ☆彡 68歳)
実は視聴者の皆さんからは、この「水やり」に関する質問がダントツで多かったんです。
(The PARK/末澤里佳さん)
「水やり難しいと思います。(土の)表面が乾いてからたっぷりあげてもらうというのが、観葉植物の水やりの方法の基本なんですが、今すごく表面が乾いてる状態なんですけども、あげるときはたっぷりとあげます。(鉢の)中で空気が循環してくれるので、老廃物とかも落としてくれるので、下から落ちてくるくらいたっぷりあげるのが基本になります」
ただ、これからの時期がとても難しいそうで……
(The PARK/末澤里佳さん)
「観葉植物を枯らす方の9割が、冬に枯らしてしまうんですね。根腐れで枯らしてしまう方がすごく多くて。冬場の場合は、(土の)表面が乾いても(鉢の)中の部分が乾いてないので、水をあげちゃうと根腐れしちゃう、枯れちゃうっていうことがあるので、冬場は(土の)上が乾いても3日か4日くらい我慢してもらって、完全に鉢の中まで乾いてからあげるのがいいと思います」
気温が下がってくるこれからの時期、うまく水やりをしながら、枯らさないように、育ててたいですね。
植え替えしたほうがいい?土の栄養は何年くらいもつの?(岡山市 はなまる 56歳)
(The PARK/末澤里佳さん)
「鉢の下からもう根がいっぱい出てる、こういうのは植え替えのサインになります。一回り大きい鉢に植え替えてあげるっていうのがいいと思います」
また土の栄養分は少なくなるため、2~3年程度で植え替えをすると、元気に植物が育つそうです。
植え替えのタイミングは暖かくなった春以降がおすすめだそうですよ。
お店ではおしゃれな感じに見えるが家ではあまりキレイでないのはなぜ?(井原市 ふるーつだいふく 34歳)
ではThe PARKのおしゃれな展示スペースから、おうちの観葉植物をきれいに見せるヒントをもらいましょう。
(The PARK/末澤里佳さん)
「鉢カバーをおすすめしています。立ったスタンドタイプもございますし、下に置くタイプもあります。鉢カバーの中に観葉植物の鉢が入っているという形になります。下に鉢受け皿を入れているので、水も抜ける心配もなく、こういうのを置くとちょっと高さも出てとってもおしゃれに展示できると思います」
鉢カバーは、さまざまな色や形のものがあります。植え替えの必要もないので、手軽に試せるのも魅力です。また一見ハードルが高そうに見える、天井から吊るす飾り方も……
(The PARK/末澤里佳さん)
「天井からどうやって吊るすんだろうっていう方もいらっしゃるんですけど、おうちによくダクトレールっていう電気があるお宅も多いと思うんですけど、ダクトレールに取り付けられるツールがあるので、それを取り付けていただくと、簡単に観葉植物を飾っていただくことができるので、天井からもあったり、床に置いて展示するものもあると、高さもそれぞれ出て本当におしゃれな感じにお部屋が変わると思います」