世界的な彫刻家イサム・ノグチの光の彫刻を集めた展示会が高松市で開かれています。
竹ひごと和紙を用いて、さまざまな形をつくり、明かりをともすと、それぞれの形が浮かび上がる光の彫刻「AKARI」です。
「AKARI」は照明器具でも、芸術作品でもなく、和紙と竹からなる照明の彫刻です。
日本人の父とアメリカ人の母のあいだに生まれたイサム・ノグチは、幼少期から少年期に日本で育ち、1951年に長良川の鵜飼いの見物で岐阜提灯と出会ったのが、「AKARI」制作のきっかけとなりました。
その後、既存の提灯の概念を突き破り200種類の作品を生み出しました。
今も、岐阜の老舗メーカーが一つ一つ手作りをしていて、香川県立ミュージアムでは約30点を所蔵、そのうち10点を公開しています。
展示会は12月1日まで開かれています。