岡山市が計画している新しいアリーナについてです。市は、施設の規模を当初の想定より拡大する方針で、経済団体に対し、どの程度の費用負担ができるかを1月中旬までに回答するよう求めていました。これに対し、経済団体側が「当初示した金額以上の負担ができるかは現時点では言えない」と22日に回答したことが関係者への取材で分かりました。
岡山市は、北区野田に新しいアリーナを整備する方針です。
市は、当初6000人程度が収容できる施設を想定していて、総事業費は、約145億円と試算していました。これに対し、岡山商工会議所などで作る経済団体は8億円を集める方針を示していました。
その後、市は経済団体側からの要望を受けて最大1万人を収容できる施設を整備する方針に変更。総事業費が約280億円に増えると見込んでいます。
市は、2024年12月27日、経済団体側に追加で負担できる金額を2025年1月中旬までに回答するよう求めました。
関係者によりますと経済団体側は1月22日、「追加で負担できるかは現時点では言えない」と市に回答したということです。
中小企業の厳しい経営状況や商工会議所内で費用負担に慎重な意見が出ていることを踏まえての判断だということです。
これについて市は「コメントは差し控える」としています。