瀬戸大橋の列車騒音の状況について、香川県と坂出市は1988年度から毎年、坂出市の与島で調査を行っています。2024年の調査の結果、本四高速が設定する環境保全努力目標を達成したと発表しました。
調査は与島の2地点(橋から約50mと約80mの地点)で、2024年12月10日正午~11日正午に行いました。上り・下り列車合わせて139本の列車の騒音の大きさを測定し、連続して通過する20本の上位10本のピークレベルをパワー平均して評価しました。
調査の結果、目標の80デシベルに対して、橋から約50mの地点で「72~77デシベル」、橋から約80mの地点では「70~75デシベル」でした。目標値を下回ったのは、2018年以来7年連続です。
騒音のピークレベルの列車別の平均値は、ディーゼル特急南風 2700系(28本)が77.3デシベル、快速マリンライナー 5000系(73本)と特急しおかぜ8000系/8600系(30本)が72.0デシベルなどで、全列車の平均は73.7デシベル(前年比+2.2)でした。