2025年のスギ花粉の飛散量は2024年に比べ、岡山では5倍超え、香川では8倍超えと予想されています。本格的な花粉シーズンを前に早くも症状が出ている人が増えています。
岡山市南区のみやはら耳鼻咽喉科には、1月下旬から受診する患者が増えているということです。
(受診した子どもの保護者は―)
「症状としては鼻水と鼻血がよく出ます。くしゃみと一緒に鼻血が出たりですかね」
「きのうから舌が痛いと言いだして、きょうの朝から鼻水が出つづけて。風が強いと(鼻水が)出てる感じですね」
(みやはら耳鼻咽喉科/宮原孝和 院長)
「今年は多いと思いますよ、花粉の飛散。患者さん前倒しで増えている感じですね」
民間の気象予報会社ウェザーニューズによると、本格的な飛散は2月中旬から3月中旬の予想で、飛散量は比較的少なかった2024年と比べると、岡山県は5倍超え、香川県は8倍超え。
平年と比べても、ともに2.4倍と、過去10年で最も多いか、それに匹敵するおそれがあるということです。
2025年はなぜ飛散量が多いのか。
ウェザーニューズは2024年夏の猛暑でスギの雄花の成長が促進されたことなどを要因の一つにあげています。
そうした中、2025年は家族単位で対策することが大切だとしています。
(みやはら耳鼻咽喉科/宮原孝和 院長)
「(飛散量が)多い年という認識で。玄関の前ではたいて入る。外干しはしない、中干しですね。布団とかも干さない、そういったことを気を付けることで家族全体で家の中に花粉を持ち込まない。花粉症の方が家族の中にいたら花粉症じゃない方も全員同じ行動をとるということですね」