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少年院で闇バイトなどの防止教室 少年らの認識調査も「お金が全てだと思ってしまうことがある」 岡山県警 

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 岡山市の少年院で、岡山県警が匿名・流動型犯罪グループ、通称「トクリュウ」や闇バイトの防止教室を開きました。

(岡山県警察本部 組織犯罪対策第一課/辻井真由 巡査部長)
「目先のお金欲しさに闇バイトに応募してしまうと、思いもよらない重大犯罪を実行させられ逮捕され、長い年月懲役されてしまう」

 岡山少年院で岡山県警が開いた教室には、14~21歳までの47人の少年が参加しました。

 教室では、SNSを通じて匿名・流動型犯罪グループに加担してしまう流れや、匿名性の高いアプリを使うことなどが求められた場合は闇バイトを疑ってほしいといったことが伝えられました。

 話を聞いた少年は―

(少年[20])
「普通の仕事をちゃんと見極めるべきところでしっかり見極められるっていうのが分かった。それが1番知られて良かった」

 また、県警は少年の匿流や闇バイトの認識について調べるためのインタビューも行いました。

(岡山県警察本部 組織犯罪対策第一課/芝原哲也 暴力団排除対策官)
「高額報酬を手に入れることができたら、犯行に加担しますか?」

(少年[17])
「今はしようとは思わないですね」

(岡山県警察本部 組織犯罪対策第一課/芝原哲也 暴力団排除対策官)
「半年前ならどうですか?」

(少年[17])
「多分くらいついてました」

(岡山県警察本部 組織犯罪対策第一課/芝原哲也 暴力団排除対策官)
「どれくらいの金額なら犯行に加担してもいいですか?」

(少年[17])
「受け子とか出し子だったら5万とか10万……」

(岡山県警察本部 組織犯罪対策第一課/芝原哲也 暴力団排除対策官)
「強盗・たたきなら?」

(少年[17])
「100万とか……」

(岡山県警察本部 組織犯罪対策第一課/芝原哲也 暴力団排除対策官)
「今後闇バイトはなくなると思いますか」

(少年[17])
「僕、増えそうな気がします。やっぱり、お金って、高校生とか僕らの年代って一番必要で、お金が全てって思ってしまうこともある。そういう人が増えていくんじゃないかなと僕は思います」 

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