香川県警が大学生を対象にしたインターンシップを開き、学生が通信指令室などで警察の仕事を体験しました。
香川県警のインターンシップに参加したのは大学3年生10人です。毎年夏頃に行っていて、参加者は5日間で交通事故現場の点検や犯罪捜査などを体験します。
初日の18日は110番通報などを受ける通信指令室を見学し、勤務体制などを学びました。
(指令室での説明)
「きょう、あしたの9時まで勤務したらその次、あしたは非番っていう仕事がない日。休みなんですね。その次の日も仕事がない。休みです。で、その次の日に出てくる。3日に1回。仕事するのはね。24時間ですけどね」
また、学生が110番通報をする体験も。
(110番通報体験の様子)
「現場ですが目の前、建物を見て何が見えますか?」
「近くにさか枝うどんや香川大学付属小学校があります」
(参加した大学生)
「こういう感じで聞いてくれたら実際に事故などを起こしてしまったときに役立つというか、ちゃんと受け答えできるなと思いました」
その後、さすまたなどの護身用の道具を使う体験をしました。
(参加した大学生)
「(Q.さすまたを使ってみてどう?)簡単に押し返されて難しい。警察官を見ているだけだったら分からないような業務も経験できたり見ることができたりしたので、より警察官になりたいと思いました」
香川県警の採用試験への応募者は2024年が347人で、年々減少傾向だということです。体験型のインターンシップなどで興味を持ってもらい人材を確保したいとしています。
(香川県警 採用担当/桒島三千宏 課長補佐)
「警察という仕事は人の命と社会の安全を守るという大きな任務がありますので、そういったところを業務体験を通じて感じていただきたい」