香川県議会議員の2023年度の政務活動費の支出を巡る住民監査請求の結果が出ました。香川県の監査委員は「違法な支出」は認めなかったものの、透明性の確保を求めました。
住民監査請求は、6月に市民オンブズ香川のメンバーが行ったものです。2023年度に香川県議が支出した政務活動費のうち4330万円余りが支出先が不明など「違法、不当」だとして議員に返還を請求するよう求めていました。
香川県の監査委員は指摘があった支出について、いずれも「違法、不当とまでは言えない」として請求を棄却しました。
一方で、監査期間中に4人の議員が広聴広報費や事務所費など17件、あわせて約18万円分の支出を修正したことについて「誠に遺憾である」としました。
そして、一層の透明性を確保し、県民から疑念を抱かれることがないよう、政務活動費マニュアルのさらなる見直しなどを議会に要望しました。
【監査期間中に修正届を提出】
岡野朱里子議員…広聴広報費1件、松岡里佳議員…事務所費12件、三木由美子議員と森裕行議員…資料購入費 各2件