ネットやゲームへの依存に悩んでいる人や保護者、支援に関心がある人たちを対象にした学習会が香川県坂出市の病院で開かれました。
「こころの医療センター五色台」で開かれた学習会には約30人が参加しました。
依存症の専門医、佐藤仁院長が講演し、「ゲーム時間が長く生活に支障をきたしている子どもに対しては、ゲームを取り上げるより、まず何が困っているかを考える必要がある」と訴えました。
(こころの医療センター五色台/佐藤仁 院長)
「最初のとっかかりはゲームをコントロールすることじゃなくて居場所をどう作るか。安心できる場所としてゲーム空間があって、オンラインゲームがあると」
学習会は、香川県がネットやゲーム依存、不登校、ひきこもりなどへの理解を深めてもらい、早期の相談や治療につなげようと2024年度から病院に委託して開いています。
2026年1月までにあと4回開かれ、個別の相談にも応じます。
(こころの医療センター五色台/佐藤仁 院長)
「お子さんが精神科に治療を受けることに関してまだまだ社会では浸透していることではないですし、多く知っていただけるとアクセスはしやすくなるのかなというふうに思っております」