Park KSBアプリに寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」。今回のテーマは文房具です。
みなさんは、鉛筆の「H」や「B」は何が違うか分かりますか? 文房具にまつわる疑問や、今人気の文房具、選ぶポイントなどを文具専門店に教えてもらいました。
伺ったのは岡山市の大型文具専門店「うさぎや」岡山店。仕事や日常生活に欠かせない文房具など約5万アイテムが並びます。
疑問に応えてくれるのは、文房具に携わって約24年の松下英正店長です。
「鉛筆の芯の濃さはどうやって分けているの?」(さぬき市 まつ 61歳)
鉛筆の定番は2BやHBなど。こちらの店舗ではなんと10Hから10Bまで扱っています!
(うさぎや岡山店/松下英正 店長)
「黒鉛と粘土を混ぜて固めたもの、それが鉛筆の芯になります。濃さの違いというのは粘土と黒鉛の配合量の違いになります」
芯に含まれている粘土が多くなればなるほど硬く、薄い芯になり、逆に黒鉛が多くなると軟らかく、濃い芯になります。そしてHやBなどは芯の硬さと濃さを表しています。
Hは「HARD」の頭文字で数字が大きいほど硬く薄く、Bは「BLACK」の頭文字で数字が大きいほど軟らかく濃い芯になるそうです。
岡山県出身の方は小さい頃、6Bって使っていませんでしたか? 実は……。
(うさぎや岡山店/松下英正 店長)
「岡山県の皆さんなじみが深いと思うんですが、6Bの鉛筆を小学校で使うと思うんですが、実はこれ全国的に非常に珍しい地域」
松下さんによりますと、隣の広島県にあるうさぎやの店舗では6Bの鉛筆はほとんど売れないそうです。
「人気の文房具はどんなものがありますか?」(高松市 ナナコ 68歳)
ペンの中で売れ筋なのが――。
(うさぎや岡山店/松下英正 店長)
「消せるボールペンで有名なフリクションボールですね。摩擦熱でインクが透明になるという特殊なインクを搭載したボールペンなんですが、なんとこちらに消えないボールペンが付きました」
摩擦で消えるボールペンと、文字が消えてはいけない大事な書類などへの記入に適した消えないボールペンを1本にしたこちらの商品。
新開発された消えないインクは摩擦に強いためにじみにくく、2種類をパッと使い分けたい人に人気なんだそうです。
他にも……。
(うさぎや岡山店/松下英正 店長)
「パイロットさんの『KIRE-NA』。ペン先がしなる作りになっていて、曲面に対してもまっすぐ線が引ける」
分厚い教科書などに線を引くのにぴったりな上、ペン先には透明なガイドが付いていて、定規を使って線を引くときにも汚れにくいそうです。
またペンケースでは簡単にガバッと開き、欲しいペンがすぐに見つかるものや、1本ずつ収納できてペンを傷つけにくいものが人気だそうです。
ちなみに、こんなものも売れています。
(うさぎや岡山店/松下英正 店長)
「スマホを物理的に使えなくしてしまうという、勉強向けの道具になりますね」
なんでもスマホでできる今、そのスマホの誘惑を断ち切るためのアイテムに加え、スマホでできるタイマーや、子ども向けの計算ゲームなどをあえて独立させた商品も売れているそうです。
「ボールペンのインクが残っているのに書けないのはなぜ?」(高松市 ラブ華 53歳)
(うさぎや岡山店/松下英正 店長)
「皆さんあまり意識されていないんじゃないかなと思うんですけど、実はボールペン、上に向けて書いてはいけません。上に向けてボールが回転することで、重力によってインクが後ろに引っ張られます。上から空気を巻き込んでインクが出なくなる可能性がある」
実は机がない場所で文字を書いたり、壁に掛けたカレンダーに書き込んだりすると、ペン先が上向きになり空気が入ってしまうことがあるそうです。他の原因もありますが、空気が入らないように、なるべくペン先を下向きに書くようにしてください。
日々進化し、さまざまな種類が出続ける文房具。どれを選んでいいか悩んでしまうときは――。
(うさぎや岡山店/松下英正 店長)
「字を書くのでも、ノートに書くのか便せんに書くのか。のりとかだったら何をくっつけたいのか。その素材が分かるだけで断然選びしろは変わってきますね。自分が何をしたいのかなというところをポイントとして選んでいただけると、非常にいいものが選べるんじゃないかなと思いますね」
(2026年6月18日放送「News Park KSB」より)