Park KSBアプリに寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」。今回のテーマは、1歳半から3歳ごろの子どもに見られる「イヤイヤ期」に関する疑問です。
成長過程で自己主張が強くなった子どもが「いや」と言ったときの接し方や困っている親子を見かけたとき、周囲ができることなどを専門家に聞きました。
そもそもイヤイヤ期って何?(総社市 けいちゃん 22歳)
疑問に答えてくれるのは、岡山県立大学保健福祉学部子ども学科の樟本千里講師です。
(岡山県立大学 子ども学科/樟本千里 講師)
「基本的には、1歳半から3歳にかけて子どもが『いや』と言ったり、あるいは『自分でする』『私がやる』と言ったり、自分の思いを表出する時期」
樟本さんによると「イヤイヤ期」は子どもの自主性が育ち、感情を調整する力を育んでいく成長の過程だということです。
成長過程とはいえ、毎日のこととなると、対応に悩む保護者も少なくありません。
子どもへの関わり方は?(高松市 りおさらママ 39歳)
(岡山県立大学 子ども学科/樟本千里 講師)
「基本的にはどの親御さんもされていると思うが、気持ちを受け止めることが一番」
「言語化の難しい子どももいると思うが、言語化してあげて 『こう?』と聞いて大人は『分かっているよ』と伝えてあげるだけでいい」
続いては、食事での対応についてです。
3歳と1歳の子どもを育てるKSBの井戸垣記者。家庭での食事の際……
「嫌い。これも嫌い」
「食べたくない」と嫌がるとき、どうしたらいいでしょうか。
(岡山県立大学 子ども学科/樟本千里 講師)
「健康とか成長に心配がなければ、1食をパーフェクトにしないっていう結論。『なんだったら食べる?』今用意されているもの、この中から食べられるものだけ食べてみるっていうふうなことでもいいんだと思う」
この時は子どもが大好きなコーンフレークと一緒に食べることにすると、用意したものも口にしました。
(岡山県立大学 子ども学科/樟本千里 講師)
「好きなものを食べて落ち着いて、用意されたものも食べることにつながったので、とてもいいやり方だと思った」
一方で、こうした対応が毎日続き、「自分の要求が必ず通る」と子どもが受け止めないよう、注意が必要だとしています。
困っている親子を見かけたときは? (倉敷市 妙妙 72歳)
続いては周囲の人の接し方についてです。イヤイヤ期で困っている親子を見かけても、そっとしておくのがいいのでしょうか?
(岡山県立大学 子ども学科/樟本千里 講師)
「基本的には今の質問の形で言えばYES。あまりにも余裕がなさそうだったら 自分の考えで動くよりもお母さんやお父さんに『何か手伝うことある?』と聞いてあげるだけ。こうしてあげるっていうふうにすると親の思いとずれてしまう可能性がある」
最後に樟本さんは子どもの要求をすべてかなえようとせず、保護者自身が無理をしすぎないことも大切だと話しています。
(岡山県立大学 子ども学科/樟本千里 講師)
「『こうしたい』と言ったことをかなえてあげなきゃいけないと思わないで。子どもの成長を認めつつ、自分がしんどくならない範囲で関わっていけばいい」