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SLIMとH3ロケット成功に向け「立ち止まれば宇宙の未来ない」苦悩を岸田総理に

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 世界で初めて月面へのピンポイント着陸を成功させたJAXA(宇宙航空研究開発機構)の小型月面着陸実証機「SLIM」の関係者らが岸田総理大臣を訪問し、ミッション達成までの苦悩を語りました。

坂井プロジェクトマネージャ 「(開発成功には)大学それからJAXA、それからメーカーという3者がうまくお互いの強みを生かして開発できてきたことというのが一つの大きな理由なんではないかと考えています」

 岸田総理は「SLIMのピンポイント着陸は日本の高い技術を示した」と賞賛し、「収集したデータがアルテミス計画などに活用されることを期待したい」と述べました。

 また、日本の次世代を担う「H3ロケット」の打ち上げ成功時に当時、プロジェクトマネージャを務めていた岡田氏は成功までの経緯を説明しました。

岡田プロジェクトマネージャ 「(昨年に)失敗してから克服までの1年弱ですか、ここはやはりしんどかったです。何と言っても我々、足を立ち止まってしまうと日本の宇宙の未来はないという思いで、メーカーさんと我々で力を合わせて進んで参りました」

 岸田総理はH3ロケットに関して「輸送能力の強化は宇宙政策における最大の課題で、国内外の打ち上げ需要に応えることを期待したい」と述べました。

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