老朽化で5月に駅舎が解体される香川県三豊市のJR土讃線・讃岐財田駅で29日、親子によるスケッチ会がありました。
JR土讃線の讃岐財田駅は土讃線のうち、香川県で最も高知寄りの駅で、駅舎は100年前の1923年5月に開業しました。
樹齢700年のタブノキで覆われているのが特徴的で、5月、老朽化のため駅舎を解体することが決まりました。土讃線の駅としては残ります。
29日は、地元の子ども園の絵の指導者が親子連れらにアドバイスをしながら、感謝を込めて駅舎を思い出に残そうとスケッチしました。
(スケッチを指導した/白川洋二さん)
「形をきれいに残すのではなくて、最後に駅舎が無くなる前に、スケッチしたなぁという思い出だけ残してもらって」
(参加者は―)
「(駅舎の解体は)耐震化とかを考えるとやむを得ないのではないかな」
「タブノキを中心として夏場は癒やしてくれる日陰があったり、新緑の季節だったら緑あふれるような感じの駅になってくれたらな」
駅舎の解体は5月10日から始まる予定です。