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“香川県独立の父”の功績称える「ブエイ祭り」10月開催へ 玉藻公園を無料開放、うどん振る舞い、古式泳法披露など実施予定

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 明治から大正にかけ政治家・実業家として活躍し、香川県独立の父と呼ばれる中野武営。彼の功績をたたえたイベント「ブエイ祭り」が2024年10月6日に玉藻公園で行われます。

 4月27日に開かれた中野武営顕彰会で決まりました。

 顕彰会によりますと2024年10月6日、高松城跡・玉藻公園西側の広場に中野武営の銅像が設置され、関係者が出席して除幕式が行われます。

 そして、この日を「ブエイ祭り」と銘打って玉藻公園を無料開放します。さぬきうどん2000食を振る舞うほか、鉄砲隊の演武や茶会、古式泳法の披露などが行われます。また、香川県立ミュージアムでは能も行われます。

(中野武営顕彰会/佐伯 勉 会長)
「ハッピーです。(募金を)集める金額も含めて割と順調にやって来た。最後はビシッと締めたい」

 顕彰会の総会には、顧問で中野武営研究の第一人者・歴史研究家の石井裕晶さんも出席して、武営の功績について話しました。

(歴史研究家/石井裕晶さん)
「ともかく公平無私。国家・公共・国民のために尽くす人物。生涯、さぬき、地元を愛していた、その2点は生涯一貫していた」

 石井さんはこの秋、改めて武営の本を出版する予定です。

 「ブエイ祭り」などの取り組みについて武営の玄孫は――。

(中野武営の玄孫/中後まどかさん)
「その一日が『ブエイ祭り』と言っていたので、何だかちょっと楽しみな一日になるのかなと」

(中野武営の玄孫/中野肇さん)
「皆さん方が尽力していただいたおかげで銅像になり、非常に光栄。子孫としてはこれをどこまで継承していくのか」

 中野武営の銅像は、香川県文化功労者で彫刻家の池川直さんが香川県三木町のアトリエで制作中で、この夏には完成する予定です。

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