エアロビクスをスポーツとして行う「エアロビック」。その全国大会で優勝した小中学生のトリオが、5月の世界大会に向け練習を重ねています。
ピタッと止まった動きに、軽やかなジャンプ! エアロビックのトリオの演技です。
岡山市のスポーツクラブでは、全国大会の11歳から13歳の部門で優勝した小中学生のトリオが世界大会に向けて日々練習に励んでいます。
トリオのリーダーで個人でも世界大会に出場する中学2年生、西ノ薗ひまりさん。
キラキラの笑顔がチャーミングな6年生、山内美来さん。
ダイナミックな動きが特徴の6年生、赤堀乃香さんです。
(小学6年生/山内美来さん)
「目標が世界大会に行くことだったので、すごくうれしかったです」
エアロビックとは、エクササイズとして世界中で行われているエアロビクスを競技にしたもので、国内の競技人口は約3000人。
大会では、技の難しさや動きの美しさ、演技構成などを競います。3人の強みは「動きがぴたりと一致する」こと。
10m四方のエリアをいっぱいに使った演技で、動きがしっかりそろっています。
練習では、演技をビデオカメラで撮影し、すぐに振り返ります。
(中学2年生/西ノ薗ひまりさん)
「最後以外良いから、最後もう少し顔を作って、ここら辺体力がなくなってるから、しっかり前に来て私についてきて」
よかったところと、次にどうしたらいいかをみんなで考えます。
(小学6年生/赤堀乃香さん)
「動画とかをもう1回演技終わったときにみたときに、手の角度とか、手をあげるときとか、回すタイミングとか、足の角度とか、いろんなところが3人の動きが全てそろったときの動きがいいなって思う」
(3人を指導する/大原光紀子 コーチ)
「(3人は)小さいところでも見逃さないで、ここはこうだと思うよって言ったら嫌がらないでやってるところが強みなのかな」
他にも2人の演技を1人が見てアドバイスする練習も。
(山内美来さん)
「乃香ちゃんも、Lサポートの前の手が曲がってる状態、伸ばしたらいい」
(赤堀乃香さん)
「2人ずつやって1人が見ると、2人が合ってるところと違うところを見て3人の動きがそろえられる」
3人で取り組む楽しさは?
(山内美来さん)
「つらいときもあるんですが、やっぱり本番でみんなでいい結果が出せたときに、よかったねって喜び合えるのが好きです」
(西ノ薗ひまりさん)
「優しくは言ってるんですけど、厳しく教えたりすることもあって、2人はそれにちゃんと応えて、次の日とかちゃんと直してくれるので、2人を尊敬するし、この3人でよかったなとか楽しいなって感じます」
5月、神奈川県で開かれる21の国と地域が出場する世界大会、「スズキワールドカップ 世界大会」に向け、週6日の練習のほか、自宅での練習にも励んでいます。
(西ノ薗ひまりさん)
「今持ってる3人の最大限の力を発揮して、世界大会で絶対決勝に残って、いい成績が出たらいいなって思ってます」