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ヨーロッパ豪雨被害 深刻に“まるで戦時下”壊滅的被害の街

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 ヨーロッパでも、大雨による影響が深刻化しています。

 ハンガリーの首都ブダペスト。多くの観光客がカメラを向け、不安そうに眺めているのはヨーロッパ第2の大河、ドナウ川です。

 川岸にいるように見えますが、本来はここまでが遊歩道。川の水位がピークに達し、水があふれ始めたのです。

フランスからの観光客 「心配です。気候変動のせいだと思うから」

デンマークからの観光客 「ここに住む人たちは大変ね。経済的な影響もあるだろうし」

 中央ヨーロッパに記録的な大雨をもたらした嵐「ボリス」。ポーランド当局が公開した動画には、洪水によって壊滅的被害を受けた町とその惨状を目に焼き付けながら避難する住民たちの姿が…。まるで戦時下の光景です。

地元住民 「庭を見て下さい。竜巻も戦争も必要ないぐらいよ」

 ここまで激しい嵐となった理由。それは地球温暖化だといいます。

気候学者 エルリッヒ・フィッシャー氏 「大気の温度が1℃上がるごとに、吸収される水分は約6%~7%増える。運ぶ水分が増えれば、山や冷たい空気にぶつかって、より多くの雨を降らせるのです」

 大雨による被害は、ヨーロッパ南部にも拡大。イタリアでは数日間にわたる雨で洪水が発生、避難者は1000人以上に上っています。

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