蛍光灯の製造などが禁止となることを受け、パナソニックは2027年9月に製造を終了すると明らかにしました。
蛍光灯を巡っては成分に水銀が含まれていることから、国際会議で2027年末までの製造や輸出入の禁止が決定しています。
蛍光灯の製造で約6割のシェアを占めるパナソニックは製造終了の方針を示していましたが、その具体的な時期を2027年9月までと初めて発表しました。
70年余りの蛍光灯生産の歴史に幕を閉じます。
今後、家庭やオフィスで代わりとなるLED(発光ダイオード)照明の取り付けが進む見込みですが、その際、照明だけでなく天井側の器具ごと取り換える必要があります。
直管タイプの場合は専門業者に作業を依頼しなくてはいけないため、日本照明工業会などは人手不足のなか、交換作業の依頼が集中することを避けるためにも計画的な交換を呼び掛けています。