「香川県独立の父」と呼ばれる政治家・実業家の中野武営の功績やその時代の資料を保存したデジタルアーカイブを香川大学が完成させました。
香川大学イノベーションデザイン研究所が2年半かけて開発したものです。明治時代から現代までの高松市の地図をさかのぼることができ、その時代にその場所で撮影された写真を見ることができます。
(香川大学 創造工学部/國枝孝之 准教授)
「武営さんの生きざまとか、当時の香川ってどんなところだったのかを追体験できるような仕組みが作れないかと」
中野武営は江戸時代の高松藩に生まれ、明治から大正時代にかけて政治家や実業家として活躍、香川県の独立にも尽力しました。
このアーカイブは中野武営の功績に関わるものを中心に、当時の写真や資料約900点を集めたデータベースとなっています。
(香川大学 創造工学部/國枝孝之 准教授)
「過去の遺産もデジタル化することで、昔は博物館や図書館に行ったりしないと見られなかったものをどこにいても見ることができる」
このアーカイブは、10月6日に玉藻公園を無料開放して行われる「ブエイ祭り」の会場で一般公開されます。