障害者向けグループホーム大手運営会社「恵」が利用者から食費を過大徴収するなどしていた問題で、茨城県が県内にある5つの施設に行政処分を行いました。
茨城県によりますと、「恵」の施設に監査を行ったところ、「グループホームふわふわ古河旭町」など5つの施設で食費の過大徴収が認められたということです。
過大徴収額は最も多い施設で130万円を超え、合わせておよそ400万円に上るということです。
県は5つの施設に対し、5日から来年5月4日までの半年間、新規利用者の受け入れを停止する処分を行いました。
差額はすでに利用者らに返還されたということです。
県は7月に設置した相談窓口を通じて、今後も利用者や保護者の支援を行うとしています。
グループホーム「恵」を巡っては、愛知県内の26カ所の事業所で利用者の食費として合わせておよそ2億1800万円を過大徴収していたことが分かっています。