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60歳の若さで人間国宝に認定 能楽の小鼓奏者・大倉源次郎さんが観音寺市で演奏を披露 香川

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 能楽の小鼓の奏者で人間国宝の大倉源次郎さんが10月30日、香川県観音寺市で演奏を披露しました。

 演奏会は「香川歴史・文化ツーリズム普及会」などが開いたもので、香川県で唯一の能舞台、観音寺市の「雅之郷」には約40人が集まりました。

 大倉さんは室町時代から続く能楽小鼓方大倉流の十六世宗家で、2017年には60歳の若さで人間国宝に認定されています。

 この日は能楽笛方藤田流の竹市学さんと「見掛音取(みかけおとと)」や「羯鼓(かっこ)」など息の合った演奏を披露しました。

 また、参加者に小鼓の打ち方を指導したり質問に気さくに答えたりと、卓越した技術と温かい人柄で参加者を魅了していました。

(小鼓の人間国宝/大倉源次郎さん)
「日本の伝統文化に日本人が育んできた素晴らしいものがいま残っていますが、それが見落とされることを残念に思うから皆さんに少しでも知っていただきたいなと」

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