3連休初日の2日は台風から変わった低気圧の影響で西日本から東日本にかけて季節外れの大雨となりました。200を超える地点で11月として観測史上最大の雨量を更新しました。
3連休の初日、とんでもない一日となりました。愛媛県松山市付近では1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられています。
川もあふれました。水の音が気になり家の外に出たところ、こんな状態だったそうです。
撮影した人 「増水して道側になだれ込んできた。いつもは本当に1センチとか2センチぐらい。水が少ない用水路なので」
撮影した人によると、普段は“川とは言えない”ような水の流れ。それが、わずかな時間であふれるほどにまで水位が上がったといいます。
市中心部の商店街です。側溝などからあふれた水が流れとなりアーケード街へと注がれていきます。
松山駅では職員に加え店舗のスタッフなど総出で排水作業。駅に入りたいけど入れない乗客が見守っていました。
正午には松山市内のおよそ10万世帯、18万9552人に緊急安全確保が出されました。
台風から変わった低気圧や前線の影響で西日本では雨雲が発達して激しい雨が降り、各地で11月としては記録的な大雨に。
広島市では午前7時すぎに、川の船の様子を見に行った高齢男性が行方不明となっています。
活発な雨雲はゆっくりと東へ。交通機関への影響も心配です。
大雨の影響で一時運転を見合わせていた東海道・山陽新幹線ですが、午前11時ごろに運転を再開しました。ただ、東京駅構内は関西方面や名古屋方面から来た人々で今も改札付近が混雑している状況です。タクシー乗り場には行列ができています。
関東の大雨のピークはこれから。局地的に激しく降る恐れがあるため、注意が必要です。