神奈川県藤沢市の高齢者施設が提供する昼食で食中毒が発生し、120人以上が体調不良を訴えました。原因は「ウエルシュ菌」ということです。
先月30日、藤沢市の高齢者施設「藤沢エデンの園」の関係者から「100人近くの体調不良者が発生している」と市の保健所に連絡がありました。
市によりますと、前日に施設の調理施設で作られた昼食を食べた258人のうち122人が下痢や腹痛などの症状を訴えました。
入院した人はおらず、全員が回復に向かっているということです。
複数の患者の便からは「ウエルシュ菌」が検出されたため、市は食中毒と判断し、2日から給食の提供を禁止する措置を決めました。
施設の担当者は「保健所の指導を厳粛に受け止め、再発防止に向けて対策を徹底して参りたい」としています。