北京を訪れている秋葉剛男国家安全保障局長が中国の王毅外相と会談し、あらゆるレベルの交流を進めていくことで一致しました。
秋葉剛男国家安全保障局長 「両国が戦略的互恵関係を包括的に推進すること、並びに建設的かつ安定的な関係を構築するという大きな方向性を共有していることを確認しました」
秋葉局長と王毅外相の会談は約4時間半にわたりました。
15日からペルーで開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に合わせて石破総理大臣と習近平国家主席との初の首脳会談に向けて調整が進むなか、課題などについて意思疎通が行われたとみられます。
また、ロシアと北朝鮮の協力についても意見交換し、日本側から深刻な懸念を伝えたと説明しました。
また、協議では、福島第一原発の処理水の海洋放出に伴って停止した日本産海産物の輸出再開について具体的な道筋を早期に示すように求めたということです。