群馬県伊勢崎市で親子3人が死亡した交通事故で、危険運転致死傷の罪に問われたトラック運転手が、過去に勤務していた運送会社を飲酒トラブルで退職していたことが分かりました。
2歳の塚越湊斗くんと父親の寛人さん(26)、祖父の正宏さん(53)は5月、伊勢崎市で反対車線にはみ出してきた鈴木吾郎被告(70)が運転するトラックと衝突し死亡しました。
鈴木被告は飲酒運転をしていたとみられています。
関係者によりますと、鈴木被告は事故を起こす前にも別の運送会社で勤務していましたが、出勤時の検査でアルコールが検出されることが5回以上確認されるなど、問題となっていたということです。
鈴木被告はこの会社を退職した1カ月後、事故を起こした際に勤めていた運送会社で働き始めました。
遺族は8日、鈴木被告の厳罰を求める署名を前橋地検に提出しました。
被害者の遺族 「少しでも罪悪感というものがなかったのかな」 「少しでも重い刑にしていただけたらなというのが遺族皆の思いです」
およそ1カ月で8万2000筆以上が集まったということです。