家電量販店大手のノジマはパソコンメーカーのVAIOを110億円余りで買収すると発表しました。
ノジマによりますと、投資総額は合計112億円で、VAIOから発行済み株式の1.6%を取得するほか、VAIO株91.4%を保有するVJホールディングス3の全株式を取得します。
これによってノジマは発行済み株式の合計93%を保有する筆頭株主となり、VAIOを子会社化します。
現段階でVAIOの経営陣や従業員、長野県安曇野市にある本社拠点については変更ないとしています。
今後はノジマとVAIOが持つ法人営業の強みを生かして、収益の拡大を検討するということです。
VAIOは1997年にソニーのパソコンブランドとして誕生し、スタイリッシュなデザインなどで人気を博しました。
しかし、その後は低価格なアジアメーカーなどとの競争で採算が悪化して売却され、2014年に新会社「VAIO」として独立していました。