アメリカの次期大統領トランプ氏は、2期目の国連大使に共和党のエリス・ステファニク下院議員を抜擢する意向を明らかにしました。
トランプ氏は11日に発表した声明で、ステファニク氏について「力による平和とアメリカ第一の国家安全保障政策を掲げる素晴らしい国連大使になる」と期待感を示しました。
2014年に当時最年少の30歳で連邦下院議員に初当選したステファニク氏は40歳の現在、下院共和党ナンバー4の要職に就くなど将来を担う「共和党の星」として存在感を示しています。
かつてはトランプ氏の税制改革法案に異議を唱えたこともありましたが、その後は熱心な「トランプ派」となり、一時は副大統領候補にも名前が挙がっていました。
トランプ氏はまた、環境保護庁(EPA)の長官にリー・ゼルディン元下院議員を充てる人事も発表し、「パリ協定」からの脱退やバイデン政権で導入された環境規制の緩和などに向けた態勢作りも進めています。