先月27日、沖縄県の与那国駐屯地で陸上自衛隊のオスプレイが機体の一部を破損した事故について、陸上自衛隊は操縦士の操作ミスが原因だったとの調査結果を発表しました。
森下陸上幕僚長 「陸上自衛隊として再発防止策の徹底を着実に実施をし、これまで以上に航空安全の確保を図って再発防止、そして飛行の安全に万全を尽くして参ります」
午前11時38分ごろ、日米共同訓練のため与那国駐屯地を離陸した陸上自衛隊のオスプレイの機体が左右に振れて不安定な状態となり、左側の一部が地面と接触して損傷しました。
陸上自衛隊のオスプレイが事故を起こしたのは初めてです。
公表された調査結果によりますと、離陸の際にエンジンの出力を上げるスイッチを操縦士が押し忘れていたことが分かりました。
出力が不足したことで高度が下がったため緊急着陸を行いましたが操縦を誤り、地面に接触したということです。
再発防止策としてスイッチが目立つようにマーキングをすることや緊急時の操作方法の教育を徹底するとしています。