来年春に卒業予定の大学生の就職内定率は、10月1日時点で72.9%でした。前の年より1.9ポイントマイナスとなっています。
厚生労働省と文部科学省は、全国の大学や短大などから112校を抽出し、就職の内定率を調査しています。
その結果、来年3月に卒業予定の大学生の内定率は10月1日時点で72.9%でした。
前の年の同じ時期の74.8%に比べ、1.9ポイントのマイナスになったことが分かりました。
大学別では国公立大学が71.4%で、私立大学が73.3%でした。
一方、短大の来年3月卒業予定者の内定率は42.3%となり、前の年の同じ時期に比べ2.4ポイント上昇しています。
厚労省の担当者は「人手不足により企業の採用意欲は高まっている。複数の内定をもらった学生側が最終的な内定先を決めかねているケースが見られる」とコメントしています。