9月に2人以上の世帯が消費に使ったお金は28万7963円で物価の変動を除いた実質で、前の年の同じ月と比べて1.1%減少し、2カ月連続のマイナスとなりました。
総務省が行った9月の家計調査によりますと、自動車などの購入が前の年の同じ月と比べて40.1%減少しました。
鹿児島県などに上陸した台風10号や秋雨前線による影響が考えられるということです。
また、野菜や海藻、果物などへの支出も前の年の同じ月と比べて減少しました。
食料品価格の高騰による節約傾向が続いているとみられます。
さらに、増加が続いていたコメへの支出も前の年の同じ月と比べて7.4%減少となりました。
マイナスに転じるのは8カ月ぶりで、買いだめなどにより34.5%増加した8月からの反動減が考えられるということです。
一方、外食への支出は4カ月連続で増え、前の年の同じ月と比べて9.8%増加しました。