物価高などの影響で、おせち料理の平均価格が3年連続で上昇したことが分かりました。消費者の節約志向を背景に上昇幅は、この3年間で最も小さくなりました。
帝国データバンクが大手コンビニ店や百貨店、スーパーなど110社が販売する来年用のおせち料理(三段重または3人前から4人前分)の価格を調べたところ、平均価格は去年より360円高い2万7826円(税込)でした。
3年連続で値上がりしたものの上昇幅は、この3年間で最も小さく、前の年(1059円)の半額以下でした。
ネット通販では早めの予約特典として送料無料をアピールするものもあり、帝国データバンクは消費者の節約志向がおせち全体に広がったと分析しています。
一方で、高級ホテルやレストランを中心に5000円以上、値上がりしたおせちも、この3年間で最多の10社となり、高価格帯と比較的、買いやすい価格帯の二極化が進んでいるとしています。